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2-25 まずはスイス

2-25 まずはスイス

いよいよ日本を出発する日となった。まずはスイスだ。スイスへはスイス航空を使って行った。4ヶ月くらい前からチケットを予約したおかげで、なんと往復8万円ちょっとという格安でチケットを入手した。10万円切ってスイスに行けるなんて、幸せ。しかし甘かった。

一つはお土産の存在だ。子供達からは、餅や海苔やカレーや何やら、日本の食品などのお土産をねだられた。実際にお土産だけで数万円が飛んだ。

また、スイスでは子供たちをスキーに連れて行かなくてはならなかった。家族5人分を負担しなければならない。スキー場までの交通費やスキーのレンタル代、リフト代。一日で5万円が吹っ飛んだ。スキーは二日行ったので、それだけで10万円だ。また、日本に戻る際には、日本へのお土産を買わなければならない。これにも数万円が飛ぶ。10日間の滞在費の総額は40万円くらい。それでも、ツアーでスイスを10日間旅行したら40万円ではすまないだろうから、安いと言えば安いのかも知れない。宿泊代がゼロというのが効いている。

スイス行の便では、私の隣に若いスイス人女性が座った。なかなかラッキーだった。彼女は日本に観光に来ていたと言った。13時間に及ぶ長いフライトの中で、彼女との話しは楽しく、いい時間を持ててとても助かった。彼女はまだ大学生で英語を勉強しているという。流暢な英語を話した。

で、帰りのフライトはというと、男だった。それも結構いかつい体格のした男だった。この男、いかついくせに気さくに話しかけてくる。着席したら自分から名乗り出して、握手まで求めて来た。こういう人も珍しい。彼は英国人だった。ロンドンの近くに住んでいるという。日本には3週間、知人を頼りながら周遊旅行すると言っていた。特に北海道でスキーをするのが楽しみだと言った。ヨーロッパ人がわざわざ日本に行ってスキーをするのか。意外だった。それこそ、スイスで止まってスキーをすればいい。近いし安上がりだ。

この男、気さくなのはいいのだが、仮眠中大きな鼾をかく。うるさい。こちらが眠れない。加えて寝相が悪い。彼の腕が私を圧迫してくる。仕方ないので押し返すのだが、全然気づかない。私がうとうとしていたら、突然叩かれた。びっくりして彼を見ると、寝ている。腹が立って来た。飛行機で隣席した人から叩かれたのは初めてだ。

加えて、私の席の音声装置の調子が悪く、イヤホンをしても片方しか音が出ない。イヤホンを変えてもらったり、システムを再起動してもらったりしたが変わらない。帰りのフライトはついていなかった。しかし、設備不備のお詫びとして50フラン分のクーポンチケットをもらった。とはいえ、次にスイス航空を使う予定は今のところない。

飛行機は定刻通り成田に到着した。スイス航空は時間には正確だ。成田について、まずはスーツケースを自宅に送った。フィリピンへはバックパック一つで行く。うちに連絡して、まずはスイスからスーツケースだけ先に送ったと伝えた。普通の人ならこれを不審に思うところなのだが、何故か簡単にスルーした。

いよいよセブパシフィックの搭乗手続きに向かう。